第26回無料診療キャンプ報告(By宮城島) 2017年09月20日:ドクターストライキ、これがケニアだ!(9月19日一般外来2日目)

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8時半に着いたのに、外ではすでに長蛇の列。7時前から並んでいるという。
昨日は、ナイロビ市衛生局と地区衛生局の役人がキャンプの視察に来ていた。開設許可をめぐりさんざんいちゃもん(?)をつけた彼らだったが、視察後最後にこう言った。
「これほどまでにクオリティの高い診療と、システミックに整然とされたブースを見たことがない。」
こうやって本質を認めてもらい次の行政との協働に繋がれば申し分ないが、今度の選挙で政変が起これば(その可能性が高いらしい)この関係も一からやり直しになるのだろうか。8時50分きっかりに外来はスタートした。
頭痛、腰痛、全身の痛み、腹痛、下痢、皮疹、咳痰、発熱、かゆみ、排尿時痛、帯下、、、、いろんな症状が集まる。そんな中で、薬がなくなったからといって受診する人が混じる。なぜ?よく聞いてみると、病院が閉まっているのだと。なんと、公的病院の医師がストライキを起こして三か月になるという。サラリーの低さが原因らしいが、公的病院といえばいつも、手に負えない患者の紹介状を書いていたケニアッタ病院やムバガディ病院もそうではないか!プライベートな病院はストをしていないので、患者が押し寄せて大変らしいが、診療費が高いので払える人しか行けない。どうりで、いつもより多彩な顔ぶれの人が受診していると思った。奇しくも我々のフリーメディカルクリニックが受診難民の受け皿になっているというわけだ。本来の目的としての診療ではないが、これもケニアだ、仕方がない。淡々と受け入れるしかない。
それにしても、昨年は教師による長いストライキがあって、診療所は学校に行けない子供があふれていたのをふと思い出した。通訳たちは次の選挙で大統領が代わったら良くなると言うが、このストライキの根は深いと思わざるを得ない。
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今年から血糖測定器を導入した。なかなかの人気であるし、薬物治療は出来ないが、生活指導のきっかけになる。ただし一つ気を付けないといけないことがある。現地の人たちの指の皮がきまって厚いのだ。ランセットの針が皮下に届かなくて血液がサンプリングできないことが何度もあった!ほとんどブースを出ることなく外来三昧が過ぎていった。そして終わってみれば、528人(小児163人、大人365人)、総処方箋は523枚、この数字は近年最高だろう。歯科治療は34人、鍼灸は38人を記録した。

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